ワークシェアリング
いつも鶏の餌や肥料などを購入している地域の飼料屋さんがあり、戸口をガラガラとあけるとオバちゃんと言うには失礼たが、要するに数人のオバちゃんたちがにこやかにお仕事をされていて一斉にこちらに目を遣られる。高価な魚粉などを買ったりするとタオルをくれたり、寒い日はお茶を入れてくれたり、うどんをくれたり、バナナをくれたり、大豆をくれたりする。
注文が決まると駆け足でフォークリフトのおじさんに伝達してくれ、おじさんがいないときは荷卸しもお手伝いしてくれる気さくで元気のよいオバちゃんたちばかりだ。
今までは注文に緊張していたので気づくことはなかったのだが、先日ふとオバちゃんたちは日がな1日机に向かって何をしているのだろうと思った。そういえば一生懸命目を剥きながら細かくノートに数字を書いたりしている。想像するに難くないが、総勢6人くらいいるおばちゃんたちは手書きで伝票を起こしたり、計算機を使って一生懸命請求書を作っていたのである。その時この部屋にPCが一台もないことに気が付き、漠とした違和感を持ちながら飼料屋を後にした(せんべいをもらう)。
帰宅後妻に、PCが一台さえあれば6人のオバちゃんたちの仕事は一人でもできるのではないかという旨の意見を述べた。答えることにはこれが理想的なワークシェアリングではないかとのことであった。1人でできる仕事をわざわざ6人で仲良く分け合って、各人の部屋にストーブを点けることなく、ダルマストーブ一つで皆が温まり(エコ)、孤独に陥ることなく皆で楽しくおしゃべりしながらお小遣いをいただくという、つまりそういうことらしいのだ。そうか。
先日同じ有機農家の方の企画による「オンライン圃場見学会」というものに参加させてもらいました。圃場見学と言えば車を飛ばして日中に先方のお仕事のお邪魔をしながらノートカメラ片手に質問、みたいな風景が目に浮かぶのですが、今回のそれはスカイプやグーグルの機能を駆使した非常に効率的な見学会でした。ガソリンを使う必要もなければインフルエンザを移される可能性もなく、20数名の参加者が簡単に文書や写真を共有できたりします。スカイプの機能を使って同時多発的に質問が飛び交い、とても内容の濃い時間でした。栽培技術や経営ノウハウ、失敗体験などがシェアされ、最新のIT技術によってフラットな、力みのない世界が現出しようとしています。
積雪の日に子供が作った雪ダルマがなかなか融けません。いつになったら暖かくなるのやら。



























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