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2012/01/31

ワークシェアリング

いつも鶏の餌や肥料などを購入している地域の飼料屋さんがあり、戸口をガラガラとあけるとオバちゃんと言うには失礼たが、要するに数人のオバちゃんたちがにこやかにお仕事をされていて一斉にこちらに目を遣られる。高価な魚粉などを買ったりするとタオルをくれたり、寒い日はお茶を入れてくれたり、うどんをくれたり、バナナをくれたり、大豆をくれたりする。
注文が決まると駆け足でフォークリフトのおじさんに伝達してくれ、おじさんがいないときは荷卸しもお手伝いしてくれる気さくで元気のよいオバちゃんたちばかりだ。
 今までは注文に緊張していたので気づくことはなかったのだが、先日ふとオバちゃんたちは日がな1日机に向かって何をしているのだろうと思った。そういえば一生懸命目を剥きながら細かくノートに数字を書いたりしている。想像するに難くないが、総勢6人くらいいるおばちゃんたちは手書きで伝票を起こしたり、計算機を使って一生懸命請求書を作っていたのである。その時この部屋にPCが一台もないことに気が付き、漠とした違和感を持ちながら飼料屋を後にした(せんべいをもらう)。

帰宅後妻に、PCが一台さえあれば6人のオバちゃんたちの仕事は一人でもできるのではないかという旨の意見を述べた。答えることにはこれが理想的なワークシェアリングではないかとのことであった。1人でできる仕事をわざわざ6人で仲良く分け合って、各人の部屋にストーブを点けることなく、ダルマストーブ一つで皆が温まり(エコ)、孤独に陥ることなく皆で楽しくおしゃべりしながらお小遣いをいただくという、つまりそういうことらしいのだ。そうか。

先日同じ有機農家の方の企画による「オンライン圃場見学会」というものに参加させてもらいました。圃場見学と言えば車を飛ばして日中に先方のお仕事のお邪魔をしながらノートカメラ片手に質問、みたいな風景が目に浮かぶのですが、今回のそれはスカイプやグーグルの機能を駆使した非常に効率的な見学会でした。ガソリンを使う必要もなければインフルエンザを移される可能性もなく、20数名の参加者が簡単に文書や写真を共有できたりします。スカイプの機能を使って同時多発的に質問が飛び交い、とても内容の濃い時間でした。栽培技術や経営ノウハウ、失敗体験などがシェアされ、最新のIT技術によってフラットな、力みのない世界が現出しようとしています。

P1250033積雪の日に子供が作った雪ダルマがなかなか融けません。いつになったら暖かくなるのやら。


2012/01/27

例えば僕がカツレツになったら

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厳しい寒さが続きます。落ち葉さらいの作業がようやく始まりました。熊手で落ち葉をさらい、前年に太陽熱消毒で使用したマルチで丸め込み、集めていきます。久しぶりの全身を使った運動で体がくたびれてしまった作業員もいたようですが、雪の後ということで落ち葉が湿ってさらいやすく、軽トラ満載にして育苗ハウスと山を往復しています。P1250031

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卵を産み始めて一定の日数が経った鶏たちを廃鶏に出してきました!。!マークを付けてしまいましたが、お肉サイドから見れば!ではありますが、ものすごい鳴き声を上げる鶏たちを狭いカゴの中におしこめる作業はちょっと疲れます。P1250029P1250042

日が伸びてきて、そろそろと種もまき始めているのですが、夕方が近くなると風がものすごく冷たく感じられます。まだまだ寒さが続きそうですね。P1260045


2012/01/25

冬仕事

P1220011農閑期という言葉がありますが、1年中野菜を切らさずに出荷する有機宅配農業者にとってなかなか「閑」と呼べるような時がありません。ほりぐち農園で言えば年末年始にかけて何にも種を播くことがない2週間くらいでしょうか。

P1220009冬でこその重要な仕事がたくさんあります。鶏のフンをさらに良質な肥料にするため発酵させます。これから春にかけて畑に撒いていきます。甘い香りがしたあとに、味噌醤油のよう匂いがしてきます。フロントローダーで発酵を促すために切り返して空気を供給しているところです。

P1220013前年に踏み込み温床として活躍した落ち葉をハウスの中から出して育苗の準備のためにハウスをきれいにします。右が昨年集めた落ち葉、左は落ち葉が分解されて細かくなったものです。これを育苗用の土に用います。3/11以降に集めた落ち葉は別の場所に分けて置きました。面倒です。


P1240023今日は積雪がありました。ハウスなんか建ててしまったものだから余計農閑期がなくなります。雪の予報が出ていたので収穫は昨日済ませてしまいましたが、昨日も冷たい雨でしたので野菜はドロドロ、いったんハウスの中で乾かしてから調整・出荷しました。P1240027

今年は寒さが厳しく、露地の葉物の傷みも大きいのですが(その分味は乗っています)、ハウスの中はやはり様子が違うようです。(雑草も元気です)P1240024

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2012/01/21

正月ぼけからの脱却を目指して

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今日の寒さは尋常ではありませんでした。気温が低いだけでなく、みぞれまじりの雪と、北風の冷たいこと・・・。黙々と、さっさと収穫するべきなのですが、ついつい「ひーっ」などと悲鳴を上げたりしてみましたが、寒さが緩和されることもなく・・・。

そもそも年明けから寒過ぎます。年内が暖冬傾向だっただけに落差にガツンとやられています。みるみる色あせていく畑、過ぎていく農閑期、焦ったり、暗くなったりは毎度のことで、今年は景気が悪いうえに、農閑期の大きな仕事があり、ついつい冬眠したくなります・・・が、もう再来月には3.11から一年が経つことになります。ぐずぐずしていてはいけないなぁ・・・と思います。

先日1.17は阪神大震災から16年でした。今更ながら、あの日、避難所では阪神の人たちは寒くなかったんだろうか、センター試験を受けるはずだった受験生はどうしたんだろうか・・・などと思ったりしました。1995年、私はどれだけ阪神の人たちのことを考えたんだろかと思うと、本当に他人事だったんだろうなと思ってしまいます。
阪神出身の友達は、震災後、機会あるごとに、私たち家族を「応援してるよ、がんばりすぎないでね」と励ましてくれ、色々は心遣いをしてくれます。それはやっぱり阪神出身だからなのかな・・・と思ったりします。
「翌日朝、ボランティアセンターの前で列を作っていたら、頭に雪が積もってきてね」という仙台の父親の話、自分たちがロウソクの灯りの下で手回しラジオからの原発のニュースに蒼白になっていたあの日々、そういうものがなかったら、気づかなかったものを、大事にして、日々畑に向かっているんだろうか?

気を引き締めて畑に行きますが、一面霜で真っ白・・・。土はガチガチ・・・・。

それでも温室育ちの野菜たちが賑やかに迎えてくれます。待ってたよ~、早く早くと急き立てます。そうそう。ここはもう春が近いのでした。雑草も、そして冬を越してぬくぬくしている害虫さえたくさんいます。のんびりはしてられません。

今日お届けする野菜は
[大根(聖護院/三浦)、小松菜、カブまたはターツァイ、ネギ、ちぢみほうれん草、白菜、人参、じゃがいも、かぼちゃ、里芋またはさつまいも]です。
白菜にヤサイゾウムシの幼虫がついてしまって、食べられないというお知らせを何件かいただきました。大変申し訳ありません。請求書から価格を差し引かせて対応させていただいております。また出荷時に検品を念入りに行いたいと思います。

2012/01/07

初出荷

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。6日、今年の初出荷をさせていただきました。
お正月明けの畑はめでたい感じで行きたいのですが、例年寒波のおかげですっかり野菜たちもしぼんでいます。
菜花はようやく立っている感じだし、ほうれん草小松菜は妙に変色したりして、ネギの青い部分も減ってしまい・・・。

それでもこの時期は一番野菜のおいしい時期。甘み、うまみの乗った野菜たちをご利用いただければと思います。昨晩はウチでも聖護院大根を使ったおでんでした。年末にお餅を食べ過ぎて、なぜかこう意地になってお餅を食べ過ぎて、胃の調子が若干おかしくなってしまい、カレーとかパスタとかのメニューに癒されるこの頃です。Dscn3050

寒いのでまだ種まきはありませんが、鶏舎の移動や移動場所の木伐採、堆肥散布、ボカシ肥作りに精を出したいと思います。


2011/12/29

年内最後の出荷

昨日、2011年の最後の出荷をさせていただきました。おせちにお雑煮などお正月料理にご利用いただければと思います。

出荷の際、古新聞を使うことが多いのですが、見逃した記事で面白そうなのがあったりするとつい(隠れて)読んでしまったり、後で読むためにとって置いたりしてしまいます。ですが最近はと言えばどうしてもまず日付を見てしまい、それが3.11以前の新聞だったりすると、なにか遠い過去のような気がして(実際過去なのですが)、「今とは違う昔の世界」といった感慨を持ってしまいます。

何もかもが変わってしまったような気がしますが、何もかも変わったわけではありません。9か月以上がたち、ようやく「変わらなかったもの」のありがたみをじんわりと感じるようになってきました。社会情勢にしろ、ほりぐち農園にしろ来年が一転べらぼうに明るい年になるとは思っていませんが、こういう時はこういう時なりの歩み方があると思い、年末のセンチメンタルも相まって、一時一時を噛みしめていこうと思う次第でございます。

お客様には励ましのお電話やメールをいただいたり、何より現在ほりぐち農園の野菜を取っていただいていることに感謝申し上げます。今年ほど消費者の皆様との結びつきを強く感じたことはなかったと思います。それは「直販だから良かった」ということではなく、震災以降も皆様にこうやって支えていただいている以上、今まで以上に生産者としての自覚と責任を強く感じた年であったということです。

おべんちゃらを書きましたが、来年も「腹が減ったら野菜がうまい」をモットーに、皆様の食卓においしい野菜をお届けできるように努力していきたいと思います。

今年も大変お世話になりました。2012年もどうぞよろしくお願いいたします。

2011/12/25

勝手に紅白歌合戦

年賀状の締め切りは明日・・・というか今日まで、ですね。
まだプリンターが、がたがたいっています。
無事お正月にお届けするこができるかちょっと不安になります。
さて、今年も残すところあと1週間になりました。

今年の名曲を一人で勝手に選んでみました。
そんなことしてるより年賀状書かなくてはいけなんですが・・・。
まず、MONKEY MAJIK / Headlight 
チャリチィーライブが「SEND 愛」ってべた過ぎますが、その強いけどさわやかな音楽が、私の生まれ故郷仙台のイメージにぴったりです。

それからなんといっても猪苗代湖ズ猪苗代湖’S /I love you & I need you ふくしま。
これはうちの3歳児も歌えます。


そして山下達郎の「希望の光」 震災前に書かれた曲とは思えないですね。包容感がたまりませんが、いかんせん歌詞はよく見ない方がよいですね。

そして今年のイメージになんとなくしっくりくるのが手島葵/流星でした。映画「コクリコ坂から」でも彼女の声がよかったですね。癒し系とか簡単に言えないような、言いたくないような。

来年はまたどんな名曲が出てくるのでしょうか。楽しみです。

勝手に紅白デシタ。

さて、今日お届けしました野菜は[蓮根、三浦大根、里芋またはさつまいも、白菜、小松菜、ネギ、人参、からし菜またはごぼう、ほうれん草]です。2000円のコースでは里芋とさつまいものどちらかしかお届けできないのがちょっと残念でした。でもどれも抜かしがたく、抜かさないと料金がオーバーしてしまうし・・・・。最後ぐらいおまけしたいのですが、そうすると他の週にお届けした方との公平性が・・・・。水曜日は今年最後のお届けになります。

2011/12/20

寒さ対策は万全か

毎日毎日、これでもかというくらいに冷えます。
日も暮れてきて、出荷作業も大詰めの時間帯、保冷庫を開けると5度に設定してあるのに、暖かく感じます。
畑の防寒対策はほぼ完了して、畑にあった野菜の露出度が減りました。
色々な被覆資材をかけられたり、土を寄せられたり、頭を紐で縛られたりして、姿がよく見えません。
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里芋は30センチ以上も土をかけられて、古墳のようになって埋められています。
そうでないと、目に見えているものは全部凍ってます。
人間もしかり。完全防備でないと凍ります。
いつも防寒対策に万全を期している私(妻)は、ヒラキのお買い得な防寒ブーツに、ダウンジャケットの上から作業用ジャンバーを着込んでいます。着込み過ぎて、しばしロボットのような動きになっていますが、出荷作業など手先が動けばよい仕事のときは問題ありません。
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いつも防寒対策に抜かりがあるというか、作業性を追求してやせ我慢をしている相方(夫)は、足袋を履いて、ジャンバーすら羽織りませんので、ブルブル震えて、却って作業性が悪いようです。
やせ我慢はいけません。こういうときは、なりふり構わず、デザイン性も追求せず、ひたすら防寒に努めるべきかと思います。
そんなわけで、凍りついた野菜はかなり甘くなっておりますし、保冷庫より寒い中で作業して出荷されていく野菜はクール便でなくてもかなりの低温のままお届けできるかと思いますので、味は一年でももっともおいしくなってきます。
今日お届けします野菜は[かぼちゃ、里芋またはさつまいも、ネギまたは下仁田ネギ、聖護院大根、人参、ホウレンソウ、水菜、リアスからし菜、紫カブ、白菜]です。
かぼちゃは冬至かぼちゃにどうぞ。


2011/12/07

あせると折れる

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今日はとっくり芋と呼ばれるちょっと短めの大和芋をお届けしました。すりおろして利用していただいても、そのまま芋として調理していただいてもどちらでも構いません。スコップである程度まで掘って、ここらかなというところで引き上げます。あまりあせって力ずくで抜こうとするといい音をたてて折れてしまい、「あれ」などという言葉とともに今までの労苦がすべて無駄になります。

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大根を折ってしまう人はかなりのせっかちさんでしょう。三浦系の下が太くなっている大根は、恥ずかしいくらいに膝を曲げてから、腕だけの力に頼らずに抜いていきます。

今日の出荷は[ネギ、大根、人参またはジャガイモ、白菜またはキャベツ、大和芋または里芋、ほうれん草、ルッコラ、菜花またはパーマまグリーン、冬瓜またはブロッコリー]です。


2011/11/22

収穫祭

去る日曜日にほりぐち農園の収穫祭を行わせていただきました。ところで「収穫祭」の定義ってなんだろうって今更ながらに思います。「祭」らしきことを行えたのか?と今自問しています。

雨だった予報が直前から晴れの予報に変わり、雨の場合の代替策に乏しい我々にとって、何よりも恵まれたお天気となりました。午前中は里芋、サツマイモ、ジャガイモを使用したコロッケ作りのお手伝いをしていただいたり、里芋の収穫のお手伝いをしていただきました。考えてみれば、朝早く起きて高速運転して着いたと思ったらこんなドロドロのものを運ばされてと、運転されていらしたお父様たちにはお詫び申さなければなりません(来年もまたよろしくお願いします)。

マンネリ化しつつある大根引き抜きお持ち帰りの後は、昼食を共にさせていただきました。前日の夜から準備をお手伝いいただいた皆様、また当日お手伝いいただいたご近所の皆様、誠にありがとうございました。

ひと段落して放射能についてこれまでの経緯とこれからについて、私のたとたどしい説明と妻の力強い説明がありました。せっかくお越しいただいて楽しく気持ちの良い会にしたかったのですが、避けては通れない話題ということであえてご説明させていただきました。皆様からも、率直な感想ご意見いただき、これを糧としてまた地味に進んでまいりたいと思います。

最後は暖かさのため前進してしまったホウレンソウや小松菜を収穫してお持ち帰りいただきました。ホウレンソウは根っこが深いのに上の方を切ってしまいバラバラになり途方に暮れたような表情をされているお客様もいらっしゃいました(説明が足りず申し訳ありませんでした)。


皆様のご協力により貴重な時間を過ごすことができ、ありがとうございました。また来年も催す予定ですので、一度いらした方は何度でも、まだいらしてない方も是非お越しいただければと思います。

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